衣食住の付帯作業をなくすゲーム編、今回は衣食住のうち、食です。
私は男ですが、息子が幼稚園のころから高校まで、父母の会に積極的に参加していましたので、奥様方の愚痴がよくわかります。
いわく
「うちの旦那、たまに食事をつくると威張る威張る。毎日やってみろって」
「おいしいのはわかるけど、1日かけてすんごい高い肉やら調味料をごっそり使う。あれでまずいものを作る方が無理だし、あんなの毎日やってたら破産するわ」
「料理するのはいいけど、後が大変。鍋から何からやりっぱなしで、あんなんだったら、自分でやったほうがまし」
とくに、皿洗い、後片付けは、料理の付帯作業のなかで、不人気ナンバーワンです。
今日は、その、片付けから。

当然ながら、食器洗いなど、ないほうがいい。
なくすのは、簡単。
外食するか、食器洗い洗浄機を購入するか、シェフを雇うのです。

私のフランス人の友人宅には、料理と洗濯、そうじ担当の女性がいました。
友人がうちにきたときに、「なぜあなたは自分で家事をするのか」と不思議がられました。
私の場合、学生時代からホテル、喫茶店、イタリアンレストラン、パン屋さんと飲食系でアルバイトした経験があるため、食器洗いやそうじが嫌でないどころか趣味なのです。そんな私でも、まとまった時間集中したい場合には、外食やホテルを利用します。

ましてや、毎日料理をつくる奥様方、あるいは旦那さんにとって、たまの休みに別荘、なんてナンセンスです。なれない別荘で料理にかたづけ、なんて絶対やりたくありません。私も別荘をもつなら、ケータリングサービス、掃除サービスを頼みます。

主婦、主夫にとって、食事と掃除、洗濯がない、というのが休みにとって不可欠なのです。フランス人なら、1ヶ月はバカンスでそんな時間をつくります。私も、季節ごとにまるまる1週間泊まりに行くようにしています。というか、今、ちょうど山中湖近くに1週間泊まっている最中です。温泉があって、森の中で、食事もつくらず、掃除もせず、洗濯もいらない。こういう時間は大切です。

次善の策は、食器洗い洗浄機。私のキッチンにはありませんが、いくら食器洗いが趣味とはいえ、これはとりいれるべきだったと反省しています。

では、それでも食器洗いが必要な日常を送る場合。

まず、前回の洗濯編と同じく、ゴールを決めることが大切です。

食器洗いのゴール、それは、全ての食器が食器棚に収まっていること。
まちがっても、洗い物かごがキッチンに出っ放しでそこから食器を取り出して使う、なんてことをやってはなりません。
食器洗いは、家族全員の仕事です。ですから、主婦あるいは主夫だけでなく、家族全員が食器をもとどおりにできるよう、場所をきめ、なんならラベルを貼るくらいした方がいいです。

私は、10年間、陶芸クラブを自宅でやっていたことがあり、その際、お昼ご飯をメンバー全員でたべていました。午前の部の人と午後の部の人がお昼ご飯時に重なりあう。ごったがえしていましたが、メンバーの人が食器の場所を覚えてくれていて、食器洗いはせずにすみました。

その際、重要なルールがあります。
それは、シンクのなかに、食器はためない。

常にシンクは空にし、いざ食器を洗うというときだけ、シンクにいれるということです。

ということは、調理につかった鍋釜フライパンは使ったはじから、洗って、拭いて、定位置にしまってしまいます。

よくあるのが、鍋やらフライパンやらまな板包丁と食器がごちゃまぜにシンクにいっぱいになっているキッチンです。
これは、食器やグラスが割れる最大の原因。
さらに、さらに、まず、やる気が削がれます。

プロの厨房を見ればわかりますが、野菜や鍋を洗う調理リンクと、食べたあとの食器洗いのシンクは別々になっています。
考えてみれば当たり前ですが、調理台と食べた後の食器がいっしょでは不衛生です。

家庭のキッチンではこうはいかないでしょうから、せめて、時間をずらすのです。

調理器具は使ったはじから、さっさと洗う。
食器は食器でまとめて洗う。
シンクと調理台は、常に空をこころがける。
まずは、そこからスタートしましょう。