こんにちは!

暑さが続いておりますが、だいぶ慣れてきましたね。みなさまいかがおすごしでしょうか。

先日、とうとう人生初の体験となるクーラー購入(29畳〜)をしました。畳数で類別されているのにまずびっくり。買い替えでなく、家に設置するのがはじめて、といったら、今度はお店の人がびっくり。設置は半月後。設置した後しばらく海外にでるため、クーラーを入れる日はほとんどないかもしれません。

さて、今日は、私の趣味のひとつであるモーツアルトについて。モーツアルトの音の色彩を求めているうちに、ピアノの調律に興味を持ち始めて5年。現在は、Aのピッチ421.6ヘルツ、調律は紆余曲折の末、ヴァロッティ調律に。ようやく不満が解消しました。

一言で言えば、幸せ。

ソロピアノ曲も幸せですが、2台のためのピアノ曲や、歌曲やバイオリンといっしょに弾くと、もっと幸せです。

不満のスタートは、20歳でチェロを弾き始めたことからはじまりました。音叉でチューニングをするようになってから、なぜかピアノが、特に低音の音にストレスを感じるようになったのです。特に、モーツアルトのソナタ曲の、特に2楽章を弾くのが不愉快になりました。

原因は、苫米地英人博士の著書を読むようになって、最近になってわかりました。平均律調律がいけなかったのです。チェロを弾くようになって、響きの音色に気を向けるようになりました。それは、演奏技術=倍音の鳴らし方ですから、当然です。しかし、平均律調律されてしまったピアノでそれを求めるのは、無理。もし、ピアノでそれをするならば、ペダルを使わずに、一つ一つの音の強弱と残響をつかって、グレングールドのように演奏するか、鍵盤を叩き切って残響をコントロールするか、気合いで合わせるしかありません。

モーツアルトの時代には、平均律調律はあるにはあったものの、かなり嫌われていたようです。モーツアルトしかり、です。

よって、モーツアルトは、5度がしっかり響く調律の鍵盤楽器で、当然色彩感を表現するために、調のキャラクターを駆使して作曲しています。

はっきりいって、モーツアルトの鍵盤楽器の曲は、モーツアルトが使用していた調律でなければ、再現できないのです。

日本のピアノ弾きからモーツアルトが敬遠されがちな理由は、おそらくここにあります。

もしも、このテーマにさらに興味を持たれた方は、ぜひ、野村満男著「MOASRTファミリーのクラヴィーア考」(東京コレギウム)をお読みください。著者に直接お会いして、感謝の意を伝えたい、名著です。

そして、この調律でモーツアルトの2台のためのピアノ曲を体験したい方、あるいは、ピアノ伴奏の歌曲、ピアノとバイオリンのためのソナタを体験したい方は、ぜひ、ご連絡ください。所有するピアノ2台とも、この調律を施しています。

(写真は、シアトルのシュタインウェイにて)