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リライフ003 幻想から目覚めたら

ある幻想にとらわれ、ある日突然その幻想から目覚めさせられた時、人は愕然とします。

幻想はさまざまです。そして、幻想から覚めるタイミングもさまざまです。

見えていなかった現実、見たくない現実に直視せざるをえなくなった時がその時です。

あるいは、いままでの生活や事業が、天災や死、崩壊によってなくなってしまった時も、その時です。

シンデレラ世界では、24時の鐘でコーチャンフォー(4頭立て馬車)がねずみとかぼちゃにもどります。

金融世界では、いつもどこかで(それも頻繁に)、もっていた債権が一夜にして不良債権になったり、紙幣が単なる紙切れになったりします。

人によっては、幻想が覚めることで恐怖やパニックを起こします。

他人の幻想をおせっかいで安易に目覚めさせようとすることの危険性は、昔から警告されてきました。

「寝ている子を起こしてはならない」

とはいえ、危険な状況で目を瞑っていたら、それこそ危険です。

そこで、普段から持つべき考え方のひとつが、「安全保障」です。

当人にとって、大切な何かが失われたとしても「安全保障の観念」があれば新たな人生を切り開くことができる、つまりリライフできるからです。あるいは、そうした危険性を回避できるからです。

ちょっと唐突ですが、「人権保障」とは、人類が長年かけて生み出してきた安全保障のいわば「作品」です。

(日本でいえば、日本国憲法の根本思想である「基本的人権の尊重」〜いわゆる身体の自由、経済活動の自由、信教の自由といった自由権をはじめとするものです)

とても重要なキーワードです。

リライフと安全保障と人権保障、そのつながりは唐突すぎるとおもいますので、まずは、次号以降「安全保障」について考えてみたいと思います。

それでは、SEE YOU NEXT!!

 

リライフ002  幻想に気づいた時こそリライフ

「成功法則」「どうしたら人生うまくいくのか」「不労所得でリッチになる法」

こうしたいわゆる「成功法則」「自己啓発セミナー」ブームは2019年という年を頂点に向かって右肩あがりでした。

でも・・・

という話を前回 (リライフ002)でしました。

私はこの10年間コーチとして活動し、セミナーを開催してきましたが、この「2000年代自己啓発ブーム」の波に乗ってきたわけではありません。実は自己啓発ブームに巣食う「何か」と闘ってきました。

その何か、そのブームの根底にあった大前提とは何か。

それは、「何もしなくてもいくらでもカネが使える人生を送れる」=「労せずカネが手に入る手段を得る」という欲求への煽りです。言葉をかえれば「まずは、カネありき」という社会的雰囲気です。(商業において、マネーシステムが重要であることはいうまでもありません。ここでいうカネは、ゲンナマ至上主義です)。

最初にいいますが、「そんなのあるはずない!」です。それを煽るのは、騙し、詐欺です。(これは、詐欺を見破るポイントになります)。

ただし、ひとつだけあります。

あるのですが、それはあなたや私が手を出してはならない領域で、そもそもそれを個人がやりますと犯罪ですので、ここではとりあげません。

「まずは、カネありき」と闘ってきた理由はそれだけではありません。

たまたま、私も「何もしなくてもお金が使える人生」を一定期間送ってみてわかったことですが・・・

何も変わらない、どころか、つまらない。

それってローマ時代でいえば名誉市民、現代でいえば年金生活者のようなものなのです。

年金生活者になれば、幸せなのでしょうか。

答えは、?です。

それって、男だったら幸せか、女だったら幸せか、日本人だったら幸せか、アメリカ人だったら幸せか、みたいな話です。

当たり前な話ですが、男だから幸せ、女だから幸せ、年金生活者だから幸せなわけではありません。男の中に、女の中に、年金生活者の中に、幸せな人もいればそうでない人もいます。

そもそも、幸せな年金生活者の人は、「自分は年金生活者になりたくて、頑張ってなって、すごく幸せだ」という人はいないでしょう。それは、社会システムの中で、結果のひとつとしてそういう状態になったか、その状態を選んだわけで、幸せな当人は年金生活者であろうとその前だろうと、やりたいことをやり、手に入れたいモノに囲まれていることでしょう。

お金は目的ではなく、あくまでも対価交換の手段です。

こうした幻想は枚挙にいとまがありませんが、幻想だとわかり目が醒めると、愕然とします。

多くの人は、それを恐れて幻想の世界へと戻っていきます。

しかし、戻る必要などないのです。

たった今から新たな人生をはじめる、リライフすればいいだけです。

それは、いつ、どんなときであってもOKです。

SEE YOU NEXT!!

リライフ001 -どんなに窮地に陥っても

「成功法則」「どうしたら人生うまくいくのか」「不労所得でリッチになる法」

こうしたいわゆる「成功本」「自己啓発セミナー」は2019年という年を頂点に向かって右肩あがりでした。

でしたというのは、その後、中国武漢を発端に世界的にコロナパンデミックスが起きたからです。

それから3年がたち、現在どうなっているのかというと・・・

本当に、成功する方法、自己啓発する方法が求められる時代になった!ということです。

なにしろ、コロナとワクチンでたくさんの人が亡くなっています。自然人口減少率が過去最多だったということは(政府は因果関係は不明と表明していますが)一つの現れといえるでしょう。

それだけでなく、ウクライナ戦争がおき、インフレがおき、「コロナが終われば元に戻る」なんて悠長な状況ではなくなっていました。

実は、日本は失われた30年といわれる平成を通して、昭和景気の「現状維持」のために、さまざまなハリボテ、お化粧を試みてきました。

そして、本当に必要な改革をしそびれてきました。

その化けの皮を剥がしてしまったのが「コロナパンデミック」だったというわけです。

ですから、ハリボテだらけの状態に戻るなんて、はなから無理な話なのです。実は、皮が剥がれた「元」に戻った姿が現在なのかもしれないのです。

というわけで、本気で「リスタート」「リライフ」をする時代になったというのが、私の実感です。

それも、個人や企業だけでなく、政治システムも、経済システムも、たいていの何もかも、です。

では、そうした「リスタート」「リライフ」といったいわば革命をしながら、より私やあなたが、そして社会が「リッチ」であり続けるにはどうしたらいいのでしょうか。(ここは、実は大切です。特に、個人と社会は切ってもきれない関係ですから。「あなただけ、社会だけがリッチになる」なんてことは「永久機関の発明」くらい無理な幻想です)。

答えは、「マインドの強化」。これにつきるのです。

恐怖も、心配も、不幸も、貧困も、すべて心が生み出します。

その反対である、勇気も、幸せも、豊かさも、すべて心が生み出します。

失敗・成功といったことまで、人の行為の結果は物理現象としてあらわれますが、原因は心が生み出します。

「すべては、マインドから始まる」のです。

ここさえ心の底からわかっていれば、大丈夫。

あとは、マインドの使い方を学びつづけ、実行しつづければいいからです。

そう、マインドの「強化」とは、様々な抽象度でのマインドの「使い方」をしり、マインドを「使いこなす」ということ。

決して、固くて大きくて何があっても壊れない鋼鉄のような物体をつくる、とかいうわけではありません。

脳の機能面、つまり機能という視点から脳をとらえた「心」=マインドについて知り、その機能を状況に応じて使い倒せるようにすればいいのです。

SEE YOU NEXT!!