電話: 080-5699-1961
mail: hayashi.kjin@gmail.com
このページでは、林ゆきなりの活動、そして日々の生活について掲載しています。
今日は、エコライフについて。
この言葉が頻繁に聞かれるようになったのは、私の記憶では1992年の地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議 ブラジル リオデジャネイロ)の頃から。
エコライフという言葉の語源は、エコ(eco)とライフ(life)をくっつけたつまり、エコな人生、エコな生活なわけですが、では、エコって?これは、ギリシャ語で「家、家庭、家計」などあらわす接頭語。Ecoがつく単語に、Economy(経済)とかEcology(環境)といった単語がありますが、nomyはnomos(秩序、法則性、学問)に由来していて転じて家計から経済という意味へ、logyはlogos(言葉・言語)から転じて環境という意味へ。いずれも共同体の最小単位である家をもとに生まれた言葉です。
というわけで、エコライフは、家(社会の最小単位、必ずしも日本的な「何々家」を意味しない)を大切にした、家計にも生活環境にもいい人生、いい生活くらいに考えたらいいのではないかと思っています。
そこで、今回は林ゆきなりの勝手にエコライフツールランキング。
NO.1は薪ストーブ。
私が最初に薪ストーブを使い始めたのは、1997年のだるまストーブ。ただ、これは本来豆炭用で、薪をくべるには不適当。ということで、次に使い出したのが、時計ストーブ。これは、陶芸家の鯉江良二さんのお宅にお世話になった時に鯉江さんが購入したのがきっかけ。アトリエだった茅葺農家の囲炉裏があまりに煙くて寒いので、囲炉裏の中に据えたのですが、そのときの暖かさと空気のクリーンさが忘れられず東京に戻ってすぐに私も工房に据えました。そして、自宅の2階にホンマの薪ストーブを据えたのが2009年頃。それまでは、木造家屋の2階に薪ストーブを置くという発想がなかったのですが、世田谷にある東京ストーブのショールームをみてびっくり。自宅にも据えようと思い、手頃な価格のものを探した結果、ホンマストーブに行き当たり即注文。イタリア弦楽器修行から帰ったばかりの篠崎バイオリン工房の篠崎君に手伝ってもらい重たいストーブを2階まで運んだのが懐かしい思い出です。それ以来、冬は薪ストーブ一本。どんなストーブより暖かい。私の自宅は20畳間で吹き抜けなため、たいていのストーブでは暖かくならないないのですが、ばっちりです。光熱費はもちろんタダ。薪はというと、日本の国土の3/4は森林。周りを見渡せば、薪の原料だらけ。都会だって公園や街路樹は多額の管理費をかけて剪定してます。日本には資源がないといいますが、それは嘘。里山からもらったり、街路樹の枝はらいをもらったりするだけで、十分です。そのために、中古軽トラック(昭和57年登録の三菱ミニキャブ)と小型チェーンソー(共立)と斧と自分が活躍しています。それについては、また別途紹介しましょう。
大切なのは、原料を地産地消で地元調達。メンテナンスは自分。たとえ東京で電気・ガスが止まったとしても大丈夫という安心感が最大の安全保障となります。
私がエコライフという視点から疑問をもっているのが電気自動車とエアコンです。送電による脆弱なライフラインが止まったらアウト、しかも水力発電をのぞけば残りは化石燃料という発電の現実をふまえると、NOといわざるをえません。化石燃料をもやしてタービンを回し、それを多大な送電維持コストをかけて運んだ上、もう一度動力や熱に変えるのはどう考えてもエコではありません。
自分を使う薪割りは、これがまたいい運動になり、健康にもつながります。
また、薪ストーブの上でコトコト鶏ガラスープをとるのは食生活の楽しみにつながります。
戸建てであれば、どんな家でも薪ストーブは導入可能です。
実際、私の紹介で十人ほど、薪ストーブを入れ、冬を楽しんでいます。
薪ストーブでエコライフをお考えの方は、ぜひ、ご連絡を。
hayashi.kjin@gmail.com
2023年12月28日 17時27分