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「成功法則」「どうしたら人生うまくいくのか」「不労所得でリッチになる法」
こうしたいわゆる「成功法則」「自己啓発セミナー」ブームは2019年という年を頂点に向かって右肩あがりでした。
でも・・・
という話を前回 (リライフ002)でしました。
私はこの10年間コーチとして活動し、セミナーを開催してきましたが、この「2000年代自己啓発ブーム」の波に乗ってきたわけではありません。実は自己啓発ブームに巣食う「何か」と闘ってきました。
その何か、そのブームの根底にあった大前提とは何か。
それは、「何もしなくてもいくらでもカネが使える人生を送れる」=「労せずカネが手に入る手段を得る」という欲求への煽りです。言葉をかえれば「まずは、カネありき」という社会的雰囲気です。(商業において、マネーシステムが重要であることはいうまでもありません。ここでいうカネは、ゲンナマ至上主義です)。
最初にいいますが、「そんなのあるはずない!」です。それを煽るのは、騙し、詐欺です。(これは、詐欺を見破るポイントになります)。
ただし、ひとつだけあります。
あるのですが、それはあなたや私が手を出してはならない領域で、そもそもそれを個人がやりますと犯罪ですので、ここではとりあげません。
「まずは、カネありき」と闘ってきた理由はそれだけではありません。
たまたま、私も「何もしなくてもお金が使える人生」を一定期間送ってみてわかったことですが・・・
何も変わらない、どころか、つまらない。
それってローマ時代でいえば名誉市民、現代でいえば年金生活者のようなものなのです。
年金生活者になれば、幸せなのでしょうか。
答えは、?です。
それって、男だったら幸せか、女だったら幸せか、日本人だったら幸せか、アメリカ人だったら幸せか、みたいな話です。
当たり前な話ですが、男だから幸せ、女だから幸せ、年金生活者だから幸せなわけではありません。男の中に、女の中に、年金生活者の中に、幸せな人もいればそうでない人もいます。
そもそも、幸せな年金生活者の人は、「自分は年金生活者になりたくて、頑張ってなって、すごく幸せだ」という人はいないでしょう。それは、社会システムの中で、結果のひとつとしてそういう状態になったか、その状態を選んだわけで、幸せな当人は年金生活者であろうとその前だろうと、やりたいことをやり、手に入れたいモノに囲まれていることでしょう。
お金は目的ではなく、あくまでも対価交換の手段です。
こうした幻想は枚挙にいとまがありませんが、幻想だとわかり目が醒めると、愕然とします。
多くの人は、それを恐れて幻想の世界へと戻っていきます。
しかし、戻る必要などないのです。
たった今から新たな人生をはじめる、リライフすればいいだけです。
それは、いつ、どんなときであってもOKです。
SEE YOU NEXT!!
2023年3月12日 12時32分